LOVEGスペシャルインタビューvol.4

お客さまとの繋がりを大切にしたオーガニックグローサリーストアFOOD&COMPANY

 

「やさしい経済を通してリラックスした社会へ」というヴィジョンの元、「食」と「流通」を柱に、多様なコミュニティが心地よく共生できる優しい経済の仕組みを日常から循環させていくためのきっかけを提案しているFOOD&COMPANY。

厳選されたオーガニック食材を販売するグローサリーストアは東京・学芸大学店から始まり、現在は、湘南、新宿、代官山の4店舗に加え、オンラインサイトでも展開しています。

そんなFOOD&COMPANYでは、店舗&オンラインサイトの両方で、LOVEGの商品をお取り扱いしていただいております。

今回は、店舗の中でも一番空間が広く、品揃えも豊富な代官山T-SITE店にお邪魔させていただき、盛岡絢子さんにFOOD&COMPANYの取り組みの中で大切にしていることや、「LOVEG」に対する想いをインタビューさせていただきました。

 

  

そこにいる人との会話で心が動いたり、五感で感じていただいたりする場

 

LOVEG - お店を運営していく上で、大切にされていることを教えてください。

盛岡 - 一番大切にしていることは「ヒト」ですね。売り場は「モノ」を売る場としてだけでなく、知識や商品背景、生産者さんの想いを伝えていくのはもちろん、そこにいる人との会話で心が動いたり、五感で感じていただいたりする場でもあると思います。現代のスーパーでは、なかなか「ヒト」との会話が中々生まれづらいと思うのですが、一昔前は、お肉屋さんや八百屋さんなど、もっとローカルなお店が多くて、お肉のこととか、お野菜のこととか、それぞれのお店での会話を通して日々の変化を感じたり気づきを得たりすることができる、豊かな時間だったと思います。FOOD&COMPANYでは、会話を通して、そういった生産背景や豊かさを伝えられる場所でありたいなと思っています。

 

 

自分たちが伝えたいこと、有機的で心に響くものをお伝えする

 

 

LOVEG -  実際に通われているお客様の反応はいかがですか?

盛岡 - 人(スタッフ)に会いにきてくれるお客様が多いなと感じております。名前を覚えてくれていたり、スタッフの卒業の時にはお花を持ってきてくださったりするお客様もいらっしゃいます。

店舗販売での効率を考えてしまうと、「個」の存在は後回しにされることもありますが、FOOD&COMPANYでは、自分たちが伝えたいこと、有機的で心に響くものをお伝えすることを心がけているので、通っていただいているお客様には、楽しんでいただけているかなと思います。

 

 

忙しい生活を送る方の心豊かになる時間に

 

LOVEG - “お客様との関わり”という点において、地方のお店だと比較的ローカルなお店だったり、会話があるのかなと思いますが、FOOD&COMPANYさんは凄く都会的な場所にお店を構えているのが印象的で、新しいなと思います。

盛岡 - そうなんです。もともと、創業者の二人、白と谷田部はソーシャルビジネスの仕組みからインスピレーションを得て起業している背景があります。(お二人ともNYで学生生活を送り、帰国後白さんはアパレルメーカーに勤務、谷田部さんは国際開発関連の仕事に就く。)

日本に帰国した際の違和感と言いますか、忙しない毎日の中でも心豊かな時間を過ごしてほしい、きっかけとなってほしい、という思いがあります。実際に、新宿駅の地下にある店舗(新宿NEWoMan店)では、通勤途中のサラリーマンの方が通い始めてしばらく経って、「食べることに意識が向くきっかけになった」とおっしゃっていただいたこともあります。

 

 

 

まずは、「美味しい」と思ってもらえるものを

 

 

LOVEG -  店舗だけでなく、オンラインストアの方でもLOVEGをお取り扱いいただいていますが、「LOVEG」を選んでいただいている理由を教えてください。

盛岡 - お取り扱いしている商品の、社会的な背景とか、生産者さんのことなどを伝えたいということはもちろんですが、一番最初に上がってくるのは、「美味しさ」ですね。お客様は、美味しくて初めて、なんだろう?と思って気になってくださいます。ですので、もちろん本質的なところも大事ですが、まずは、「美味しい」と思ってもらえるものを選んでいます。私自身、お肉をあまり摂らないので、大豆ミートを沢山食べてきましたが、LOVEGさんの大豆ミートは、豆特有の臭さがなく、とても食べやすく、私自身とても好きでよく食べています。最近は、ミンチタイプでグラノーラの代わりにスープに入れたりして楽しんでいます。

 

 

味や、利便性、食事のコントロールなど様々な観点で選ばれている

 

 

LOVEG -  実際、お店ではどういった理由でLOVEGを選ばれていますか?

盛岡 - やはり、「美味しい」ということが一番だと思います。あとは、大豆ミートはお肉と違って使いたい時に、使いたい量だけ使えて、保存も効くという利便性の面だったり、健康や身体に気を使っていらっしゃる方、お子様のお食事を気にされている方など、お食事をコントロールするという観点からも選ばれていると思います。

 

 

FOOD&COMPANY 10周年を迎え、次なる10年へ

 

LOVEG -  LOVEGのお客様にも親和性のあるFOOD&COMPANYさんですが、店舗数も次々に拡大されており、日本の食文化を世界へ広めるための多様な方々とのプロジェクトなど、幅広くお取り組みされておりますが、今後のご展望をぜひ教えてください。

盛岡 - ありがとうございます。2013年に学芸大学店をオープンして、現在10周年を迎え、まさに今、次の10年どうしていこうかという話をしています。実店舗を続けていくことをベースに大切にしていきますが、生産者の方々の食材をより多くの方に届けるために、いろいろな形で挑戦していきたいと思っています。お世話になっている生産者の方々は、小規模の方も多く、つくることに手一杯でなかなか販売まで手が回らないという方や、逆に、これまでとはやり方を変えて、自分たちでお客様に直接食材を届けたい人も増えています。そういった方々の「届ける」という部分をサポートをできればと思っています。もっとお互いが手を取り合って思いやりのある経済の循環が実現できればと思います。またもう少し広い視点からいうと、「店舗を起点としたまちづくり」や生産者さんとの「食品開発」などの事業も、少しずつ、取り組んで行けたらなと思っております。

 

 

FOOD&COMPANYでは、フレッシュな野菜やグローサリーをベースに、日々の暮らしを心地よくしてくれる、ギフトにもぴったりな雑貨類も取り揃えています。また、全ての商品は、独自のガイドライン「F.L.O.S.S」に基づき、信頼する生産者が作る品質の確かな食材を厳選しています。

日々の何気ないお買いものが、サステナブルな暮らしに自然と繋がってゆく。

そんな、自分の日常にとっても、社会にとってもあたたかいFOOD&COMPANYに是非一度、足を運んでみてください。

 

 

■SHOP DATA
FOOD&COMPANY 代官山T-SITE店
住所:〒150-0033 東京都渋谷区猿楽町16-15 代官山T-SITE GARDEN 5号棟 1F-A
TEL: 03-5990-4783
営業時間:10:00-20:00 無休(年末年始を除く)
オンラインショップ : https://neighbors.foodandcompany.co.jp/
 
■SNS 
Instagram 
FOOD&COMPANY : @foodandcompany_grocery

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